高橋製作所(株)(タカハシ)は,天体望遠鏡を主に製造しているメーカーです。FSQ-106やTOA-130,FC-76といった主力の望遠鏡は,もはや天文ファンの中ではオーソドックスな機種なのではないでしょうか(私は天文ファンではないのでよく分かりませんが(爆))。そして,その大半の機種は,実は私の父親が開発から製造までほぼすべて行なっているのです!
というわけで,その父親が新製品を開発したとのことで,今日はその試作品と一眼レフを借りて,市川・北松戸・南柏でそれぞれ撮影しに行ってきました。
これが父親が開発した新機種の望遠鏡と,それをつけたNikon D200です。父親の話によると,この機種は空ガールや野鳥ファン向けで,主に地上観賞用向けだそうです。焦点距離は355mm,f5.6の単焦点レンズです。
望遠レンズとして使うことはできますが,あくまでも望遠鏡なので,ピントは手動で合わせなければなりません。これがかなりネックで,動きの早い電車なんかは,ピントが上手く行かずにボケてしまう,といった弊害がありました(今回がまさにそうです)。
というわけで,最初に市川で撮影した写真です。

●E231系0番台 ミツB36編成

●E231系0番台 ミツB14編成(トリミング済み)

●209系500番台 ミツC504編成

●209系500番台 ミツC506編成
反対側を撮影してみました。よくドラマとかに出てくる描写のような感じになり,旅情が出てくる構図ではないかなと個人的に思いましたw
次に,北松戸で撮影した写真です。

●E231系0番台 マト115編成

●E531系 カツK407編成

●E657系 カツK13編成

●E231系0番台 マト129編成
反対側での撮影です。完全なる逆光ですが,ピントは他の写真よりもかなり合っていたので,個人的には上出来な写真ではないかと思います。

●209系1000番台 マト81編成
今日は朝に千代田線 乃木坂駅で人身事故があり,S運用にJR車が入っていたり,逆にK運用にメトロ車が入っていたりと,かなり代走が多く,混乱した日でしたが,運良く07Kにマト81編成が入ってくれていました! 嫁車であるマト82編成には残念ながら遭遇できませんでしたが,この写真が一眼レフで初めて209系1000番台を撮影した写真となりました。
北松戸駅は,いつものような構図で撮影すると焦点距離が長すぎてしまい,編成全部は入りません。そこで,今回は少し撮影場所を右にずらし,カーブに差し掛かる手前で撮影することにしました。それが上のマト81編成の写真となっています。
最後に南柏で撮影した写真です。

●東京メトロ6000系 6132F(トリミング済み)
南柏は前方に障害物があり,そのままの姿勢では撮影できないので,この写真はしゃがんで撮影しました。ただ,355mmだとかなり良い感じの構図で撮影が可能でしたが,南柏はあまり撮影には適した場所ではないかと個人的に思った次第です。
父親が設計した試作品の望遠鏡ですが,望遠鏡ともあって,色収差などは殆ど見られず,ピントさえ合えばかなり綺麗に撮影が可能であると感じました。今回撮影した写真はフラットナーレンズを取り付けていないので,周辺の方はボケた感じになっていますが,これを取り付ければかなり綺麗に撮影できるのではないでしょうか。普段画質に不満を思いつつも13,000円弱で購入したFinePix S3200を常用している私にとっては,ピントが合っていなくてもこのような写真が撮影できるというのはかなり感動しました。普段は星を見るのが専門(?)の望遠鏡ですが,こういう鉄道写真にも十分対応できるということを今日初めて知った次第です。みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか。
参考程度に,同じ場所でS3200を使ってE657系を撮影した写真を上げておきます。「一眼レフとデジカメを比較するな!」などと言った声が聞こえてきそうですが…。上の写真と比較してみると,やはり値段相応とも言える結果だと思います。

●E657系 カツK6編成(2012年5月11日撮影)
でもなぜかこのカメラは色の乗りがひどいというか…なんか縁取りがされたような感じになるんですが,これはどうにかならないもんですかねぇ…。
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